浜松南病院について

内視鏡

内視鏡による胃がん検診について


 浜松市では2011年4月より内視鏡(胃カメラ)による胃癌検診が始まりました。
 胃癌は相変わらず日本人に多い病気です。従来から胃癌の早期発見のためレントゲン(バリウム検査)による胃癌検診が行われてきており、一定の効果をあげることができてきています。この現状においてさらに内視鏡による検診が導入されたのには主に2つの理由があります。
 ひとつは慢性萎縮性胃炎という病気と胃癌の関係が明らかになってきたことです。慢性萎縮性胃炎とは胃の粘膜が薄くなることによる胃炎でヘリコバクターピロリ菌が原因となることが多い病気です。この萎縮性胃炎があると胃癌が発生するリスクが高いことがわかってきました。レントゲン検査では胃の粘膜の状態までわからないため、内視鏡で萎縮性胃炎を発見していこうというものです。これをふまえ、今までは胃潰瘍・十二指腸潰瘍にしか認められていなかったヘリコバクターピロリ菌の除菌療法も2013年3月から慢性胃炎においても保険適応となりました。
 もうひとつは内視鏡による胃癌の治療が進歩してきたことです。レントゲンで発見される胃癌は進行しているものが多く、この場合発見されても外科的手術となってしまいます。 手術をせず内視鏡で切除するにはなるべく早期の胃癌であることが必要です。内視鏡による検診は早期の胃癌を発見することではレントゲンよりすぐれています。
 内視鏡検査は苦しいと敬遠されがちですが、当院では適切な鎮静剤の投与で比較的楽に行えるように工夫しています。また、細い内視鏡を鼻の穴から挿入する経鼻内視鏡もそろえています。
 内視鏡による胃癌検診を行っている市町村は全国的にも多くはありません。ある意味では先進的な取り組みです。多くの方が受けられることをお勧めします。お気軽に病院事務または担当医にご相談ください。


エコー
内視鏡で発見された早期の胃がん:手術をせず内視鏡で切除可能


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